ChatGPTで「自分の言葉」から自分を知る。自己分析・トリセツ・SNS投稿分析の楽しみ方と元ネタへの敬意
最終更新日:2026年6月5日
ChatGPTで「自分の言葉」から自分を知る。自己分析・トリセツ・SNS投稿分析の楽しみ方と元ネタへの敬意
執筆:上村菜穂(株式会社PR NET 代表取締役|大手企業・公的機関で延べ14,800名にSNS・AI研修を実施)
💡 結論サマリー(30秒でわかる本記事の答え)
自己分析系のAI診断は、あなたを「分類する」のではなく「言語化する」のが特徴です。会話履歴や投稿文から、自分の言葉をもとに分析してくれます。
人気の3つ(ChatGPT性格診断・わたしの取扱説明書・SNS投稿分析)を、考案者への敬意を込めて整理し、すぐ使えるプロンプトと注意点をお伝えします。
- 自己分析系AI診断の人気3つと、その元ネタ・起点
- それぞれですぐ使えるプロンプト(オリジナル含む)
- 発信や集客に活かすときの実践ポイントと注意点
結論:「分類」ではなく「言語化」してくれるのが、自己分析系AI診断
前回の記事では、MBTIやエニアグラムなど「定番の性格診断」をAIで深掘りする方法をお伝えしました。
今回は、もう一歩進んだ使い方です。
それが、自分の「会話履歴」や「投稿文」をChatGPTに読ませて、自分自身を分析してもらう方法。
これまでの性格診断は、「あなたを16タイプのどれかに分類する」ものが中心でした。
でも、自己分析系のAI診断は違います。
あなたが普段使っている言葉、相談の仕方、考え方のクセから、「あなたという人」を言語化してくれるのです。
分類から、対話へ。
一発診断から、継続的な観察へ。
自己理解のかたちが、新しいフェーズに入っているのを感じます。
1. ChatGPT性格診断 ── 起点は結城ユーレカさんのnote
自己分析系AI診断の火付け役となったのが、「ChatGPT性格診断」です。
これは、ChatGPTにこれまでの会話の記録を読ませて、自分の性格・強み・弱み・向いている職業をまとめてもらう、というシンプルな方法です。
調べたところ、この使い方を広く知らせた起点として確認できたのが、結城ユーレカさんのnote記事「全人類に試してほしい、“ChatGPT性格診断”の破壊力」でした。2025年4月に公開され、多くの人が試した記事です。
結城さんはこの記事で、本家の診断が「誰にでも当てはまる一般論」なのに対し、ChatGPTの診断は「言葉づかいや思考の傾向から、まるでパーソナルカウンセラーのように描いてくれた」と書かれていました。
外からラベルを貼るのではなく、内側から言葉をすくいあげる。
その表現が、この診断の魅力をよく言い表していると思います。
すぐ使えるプロンプト
元ネタはとてもシンプルです。
私という人物の性格、強みと弱み、向いている職業をまとめてください。
これだけで動きます。
ただし、効果を感じやすいのは、日頃からChatGPTに相談やアイデア出しを重ねている人です。会話の蓄積が少ないと、一般論で返ってくることが多くなります。
2. わたしの取扱説明書(トリセツ)── くいたろうさんの記事が起点
2025年の春から、ThreadsやInstagramのストーリーズで広がったのが「わたしの取扱説明書(トリセツ)」です。
性格診断と似ていますが、「取扱説明書」という言葉にするだけで、出てくる内容がぐっと変わります。ユーモアが加わり、自己開示のネタとしてシェアしやすくなるのです。
この流行をたどると、起点として複数の記事で参照されていたのが、くいたろうさんの「わたしの取扱説明書」でした。これを試した人たちが次々と記事や投稿を重ね、広がっていったようです。
特定のひとりが「考案者」というより、最初に楽しんだ人の工夫が、SNSで広がっていったタイプの診断です。
PR NETオリジナルのトリセツ・プロンプト
ここでは、すぐ使えるオリジナル版をご用意しました。
これから私の特徴をお伝えします。それをもとに、
SNSでシェアしたくなる「わたしの取扱説明書」を、
少しのユーモアとギャップを交えて作ってください。■基本情報・性格:
■喜ぶポイント:
■苦手なこと(NG行動):
■上手な付き合い方のコツ:(例:人見知り/褒められると伸びる/急な予定変更が苦手 など、
あなたの特徴を自由に入力してください)
会話履歴を使わず、自己申告だけでも作れるので、ChatGPTを始めたばかりの方でも楽しめます。
3. SNS投稿分析 ── 発信している人にこそ役立つ
X、Instagram、note、ブログなどの投稿文をChatGPTに読ませて、自分の発信傾向を分析してもらう使い方も人気です。
これは特定のひとりが考えたというより、ChatGPTの文章分析力を生かした、自然発生的な使い方です。
たとえば、こんなことが見えてきます。
- 投稿から伝わっている価値観
- 読者に届いている印象
- 強みとして出ている言葉
- 逆に伝わりにくい部分
- 向いている発信テーマ
SNS集客や発信をしている方にとっては、かなり実用的な診断です。
PR NETオリジナルの投稿分析プロンプト
これから私の投稿文をいくつか貼り付けます。
それを読んで、以下の5つを分析してください。1. 投稿から伝わっている私の価値観
2. 読者に届いていそうな第一印象
3. 強みとして出ている言葉やテーマ
4. もったいない点(伝わりにくくなっている部分)
5. これから伸ばすと良い発信テーマ
辛口すぎず、でも本音で、具体的に教えてください。
私自身も、自分のInstagram投稿を読ませて分析してもらったことがあります。
正直に言うと、「自分では強みだと思っていなかった言葉」を指摘されて、ハッとしました。客観的に自分の発信を見直すきっかけとして、とても役立ったのです。
比較表:3つの自己分析系診断の使い分け
楽しむときの注意点
自己分析系の診断は、入力する情報が「自分そのもの」に近いぶん、注意も必要です。
特に、会話履歴には思いがけず個人情報が含まれていることがあります。家族のこと、健康のこと、仕事の機密。診断結果をSNSに載せるときは、そうした情報が混ざっていないか、一度確認しましょう。
そしてもうひとつ。
AIが返す「あなた像」は、あくまで一つの見方です。
「AIが言ったから正しい」ではなく、「私はこう感じた」を大切にする。
それが、自分を見失わずにAIと付き合うコツだと思います。
よくある質問(FAQ)
ChatGPT性格診断は、無料版でもできますか?
できます。会話履歴を参照できる状態であれば、プロンプトを入れるだけで分析してくれます。ただし、履歴の蓄積が多いほど、結果は具体的になります。
会話履歴が少ないと、うまくいきませんか?
一般論が返ってきやすくなります。その場合は、自己申告型の「トリセツ」や、投稿文を直接貼り付ける「SNS投稿分析」のほうが、自分らしい結果が出やすいです。
トリセツ診断とMBTIは、何が違いますか?
MBTIは「型に分類する」もの、トリセツは「付き合い方を説明書風にまとめる」ものです。トリセツのほうがユーモアや自己開示の要素が強く、SNSでシェアしやすい形になっています。
SNS投稿分析は、どれくらいの量を貼ればいいですか?
目安として、投稿5〜10本ほどあると傾向が見えやすくなります。少なすぎると、偶然の言い回しに引っ張られた分析になりがちです。
分析結果が思っていた自分と違ったら?
それも大きな収穫です。自分では気づいていなかった印象や強みが見えたサインです。否定として受け取らず、「他者からはこう見えるのか」という発見として活かしましょう。
まとめ
ChatGPTの自己分析系診断は、「あなたを分類する」のではなく「あなたを言語化する」ものです。
ChatGPT性格診断は、結城ユーレカさんの記事が広く知らせる起点になりました。
トリセツ診断は、くいたろうさんの記事をきっかけに広がりました。
SNS投稿分析は、AIの分析力を生かした自然発生的な使い方です。
最初に楽しんだ人、工夫した人がいたからこそ、いまの流行があります。
その敬意を忘れずに。
そして、AIを「自分を決めつけるもの」ではなく、「自分を見つめるきっかけ」として使うこと。
自分の言葉から、自分を知る。
それは、思っているよりずっと豊かな時間になるはずです🤍
著者プロフィール|上村菜穂(株式会社PR NET 代表取締役)
株式会社PR NET 代表取締役。SNS×AI領域に特化した研修・コンサルティングを提供。ダイハツ工業・ロート製薬・POLA・楽天大学・東京大学・東京都中小企業振興公社・各地商工会議所など、大手企業から公的機関まで延べ14,800名以上にSNSとAI活用の研修を実施。「SNSは24時間365日働く営業マン」という思想のもと、広告費に頼らないSNS集客の体系化を専門とする。
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